フィンランド 『TUUSULAN 2000』インテリア 色の壁
今回の北欧住宅めぐりで、私が一番確かめたかった事は北欧やドイツの色彩の使い方。
もちろん外観デザインや間取りの違いも気になるところですが、日本の住宅ではインテリアの中で壁面に色を付ける。という事はお施主様もプロのIC(インテリアコーディネーター)や設計者も非常に慎重で、場合によっては「狭い日本の家ではナンセンス!」といった答えが返ってくることです。
これはなんと玄関です。と言っても冬の長い北欧のこと、住宅のほとんどに風除室が有るのですが、ここはその狭い風除室。アメリカの家を見て以来、私が好んで住宅に使い、たまに?ヒンシュクを買うイエローです! |
人が難しいと言うと直ぐに「ホントかな~?」と思ってしまう私のこと、もう一つの情報「北欧の住宅は、広い屋敷のようなアメリカの住宅と違い、スケール的には日本の家に非常に近い。」(我らが社長談)と聞いていましたので自分で確かめるしか有りません。
廻り縁やケーシングは白く塗装されています。
「おかしくないじゃない!」と思うのはやはり 私だけでしょうか?ただ、これが日本の新建材 に有るナチュラルオークとか、ブロンズだと・・。 考えるのは止めました。笑
下の画像の寝室は広さとしては7.5畳程度。
ペールグリーンの色にいやみの無い模様が入って、窓に掛けられたカーテンとも良く合っています。 カーテンも日本のドレーパリーと違い、分厚くゴツゴツした生地では無いので狭い部屋でも圧迫感がありません。サッシにLow-Eガラスが入っているからか、外からも室内が見えにくいから平気ですよね。
パンフレットを見ると(余談ですが、フィンランド語って見当を付けようにも付かないスペルですが)2Fの寝室は大体が9~14㎡程度。広いマスターベッドルームで20㎡ですから確かに日本と差は有りませんよね。(天井高も2400程度でした。)
広いマスターベッドルームで20㎡ですから確かに日本と差は有りませんよね。(天井高も2400程度でした。)
さすがにこのブルーを使う事は勇気が入りそうです。 が、ソファの左の床をヨ~ク見ると(分かりますか?) 白っぽい材料なのが分かります。私の好きなメープルなのかバーチかビーチ(海辺では有りません。)なのか?とにかくこれも上品な木目で、天井の白く拭き取り塗装をした無垢板が壁の色を緩和しています。 広角レンズで撮影できれば、「結構いいかも!」と思っ た私の気持ちがお伝えできたかも。
今度はオレンジ。
この色は私がよく使う色でもありますが(Duroの545-07宣伝です)、ポイントはどうやら板張りの(ナチュラル塗装)の天井に白い家具(この家具カレッセラみたい!)やドアらしい。
他の家ではこの色の壁で、全部がナチュラル塗装(白木のよう)にして使っていました。